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体の中をクリアにする。

減らす美容 #5
私たちの、体や肌をつくる「食」。自分に必要な栄養を摂ることと同時に、気をつけたいのは、「余計なものを食べすぎていないか」ということです。体や肌をととのえるために大切な、「食」と「断食」のお話を、アーユルヴェーダ料理家の小林静香さんにお聞きしました。
体の中をクリアにする。01
体の中をクリアにする。01

<未消化物をチェック>

私たちは、食べたものは全て消化され、栄養か老廃物に分かれていると思いがちですが、実はそうなっていないことがあります。

自分の消化力以上に重たいものを食べたり、食べ合わせが悪かったりすると、消化しきれなかったものが宇宙の塵のように体内に残ります。これを未消化物(アーマ)と言って、蓄積していくとあらゆる不調の原因になります。

 

以下のような悩みが多く当てはまると、未消化物が体に溜まっている可能性があります。

 

・舌苔が分厚い。口の中がねばつく。口臭がする。

・倦怠感、気力がない。疲労回復が遅い。

・食べる気がしない。何を食べたらいいかわからない。

・お通じに悩みがある(便秘、下痢、便が重たい)

 

体の中をクリアにする。02

 

<消化力をととのえる断食>

アーユルヴェーダにおいて「断食」は、消化力をバランス良い状態にととのえるため、そして消化しきれず蓄積した未消化物を燃やすために「食事を短期間休む」ことです。

 

あまり断食をやり過ぎると冷えが加速し、身体の不調につながってしまいます。夜ご飯・翌日の朝ごはんを休み、昼ごはんから軽めに摂る「16時間断食」など、体に優しい方法で行いましょう。

 

また、真夏から秋にかけては、体力が最も低下している季節ですので、過度の断食は不調につながる可能性があります。体がデトックスに最適なタイミングになる冬から春にかけて、特に気温も上がり断食をしても冷えにくくなる4、5月頃はおすすめです。

 

ご自身の体型や体の状態と向き合い、心地よい断食を体験してみてください。

 

体の中をクリアにする。03

 

<身体の状態に合わせた断食>

アーユルヴェーダの考え方に基づき、体のタイプごとに、断食や普段の食事で気をつけることを一覧にしました。参考にしながら、自分の体調としっかり向き合ってみてください。

 

A)痩せ型で、乾燥・冷えが気になる方

・断食の頻度:月に1回程度。

・完全に食事を抜くのではなく、夜ご飯を温かいスープやお粥に置き換えたり、生姜湯一杯にするなど、軽いものを摂る。

・日頃から小麦・冷たい飲食物・乾燥した食べ物などの摂りすぎに気をつける。

・断食をする日はストレッチや温かいお風呂に入るなどして、身体の冷えに気をつける。

 

B)食欲旺盛、基礎体温は高め、体重の増減が3-4kgある方

・断食の頻度:月に2回程度

・白湯のみで過ごしてみましょう。断食前から軽い食事を意識。

・断食明けに食欲が暴走しないように気をつけ、日頃から酒類・揚げ物を摂り過ぎない。

・断食をする日は早歩きの散歩などをして、気持ちよく汗をかいてストレスを発散しましょう。

 

C)食べ続ける癖があり、脂肪がつきやすく、痩せにくい方

・断食の頻度:週に1回程度

・白湯のみで過ごしてみましょう。断食前から軽い食事を意識。

・断食明けに食欲が暴走しないように気をつけ、日頃から甘いもの・しょっぱいもの・ちょこちょこ食いをし過ぎない。

・断食をする日はしっかり汗をかくまで運動をすると良い。続けられる運動を見つけておきましょう。

 

Copy right:eatreat.ayurvedic foodremedies

 

<PROFILE>

Shizuka Kobayashi

eatreat.-料理と対話-主宰

「食で人の身体を良くしたい」と料理の道に進むも大人になって発症した食物アレルギーの改善をきっかけにアーユルヴェーダの世界へ。1人1人の身体と心を向き合うことを重んじるため、傾聴と料理はセットだと考え、カウンセリングと料理両方を手がける。現在は東京・三軒茶屋から徒歩1分の「三茶WORK」内にてアーユルヴェーダ料理のカフェを営み、まちの人の体の拠り所として場を醸成している。

Instagram:@eatreat._