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自分を信じて手放す。

減らす美容 #7
片付けコンサルタントとして、数々のお家の片付けを手掛けてきた、うきさん。単なる収納術ではなく、自分の心と向き合い大切なものを選ぶことができるようになる、本質的な片付けを提案しています。今回は、家の中の物だけにとどまらず、美容や仕事など、すべてのことに通じる、「手放すこと」について、お話しいただきました。
自分を信じて手放す。01
自分を信じて手放す。01

1 手に持てるものは有限

 

小さい頃から、私たちは何でも「いっぱいある方がいい」という価値観の中で育っています。

テストの点数、月々の収入、着飾る服。

いつの間にか、いくらでも持つことができると勘違いしてしまいます。

そして、何か問題が起きたり、周りと比べて劣っていると感じたときは、また新しいものを足すことで解決しようとしてしまいます。

 

でも、自然の摂理を考えると、持ちうるものは有限なのです。

古いものを出さないと新しいものは入ってこない。

例えば、湖。水が海に向かって出ていかなければ、山からの新鮮な水も入ってこなくなり、濁った沼になってしまいます。

たいていの問題は、古いものやしがみついているものを手放すことで解決するかもしれません。

 

 

2 自分の感覚を信じる

 

持ちうるものが有限だとしたら、本当に自分にとって大切なものを見極める必要があります。

その基準は、一人ひとりの中にあって、それぞれ異なります。

 

そのものを見たり手にとるだけで、心が上向くか、身体が喜んでいるか。

 

どんなことも頭で考えるべきで、感覚を信じてはいけない、と刷り込まれてきているので、最初は難しいかもしれません。

少しずつでいいので、自分の感覚だけを信じて、ものを取捨選択していってみてください。だんだんと自分の価値観がクリアになってきて、自信もついてくるはずです。

 

 

3 気持ちよく手放す

 

今まで持っていたものを手放すというのは、そう簡単ではありません。

それは、今までそれを持っていた時間や、過去にそれを選んだ自分を、否定するような気持ちになるからです。

 

でも、本当に勿体ないのは、満足していないものを使い続ける時間や、使ってないものが溢れて気持ちよく過ごせない時間。

 

どちらにしても、いつか(一番最後は自分がこの世を去るとき)は、手放すものなのです。

 

過去の自分と向き合い、感謝して、気持ちよく手放す。そして、心から良いと思えるものと共に、「いまの自分」を、心地よい状態にもてなしてあげてください。

 

 

<PROFILE>

うき

片付けコンサルタント。新卒でインテリアセレクト小売に就職。プライベートで心身のバランスを崩し退職。どん底の中でがむしゃらに片付けをしたことで人生を取り戻した経験から、整理収納アドバイザー1級を取得。2019年独立し、年間300件を超える個人宅の片付けをサポート。自分と向き合い、一生涯の価値観を身につける、本質的な片付けを提案する。

Instagram:@__olto