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血を整え、巡らす
体内の血液は主に4つの要素で成り立っています。
主に酸素を全身の細胞に届ける役割をもち、血球成分の中で最も数も多く大きいもの
体内に侵入してきた病原体やウイルス、有害物質などと取り込んで消化し、身体を病気から守る。細菌感染が起こると自然と増えて戦います。
血球成分の中で最も小さいもの。血管が傷つくと破れた箇所に集まって、互いにくっつき合うことで止血する、怪我を治す救急隊のような存在。
血液成分の約半分を占める液体成分。大半は水分で、他にタンパク質、ブドウ糖、ホルモンやビタミンなどを含む。栄養素を細胞に、老廃物を肺や腎臓に運んだり、体液を一定に保つ働きを持ちます。抗体も含まれるため、病原体の排除にも重要な存在。
そして、私たちのからだの中にある五臓はそれぞれ、血液を正常に保ち全身に巡らせるための大切な働きを持っています。
[ 肝 ]
血液を貯める・血流を調整する・ストレスから身を守る・消化促進・蔵血作用など
[ 心 ]
全身に「血」を循環させる・精神を健全に保つ、情緒バランスを整える
[ 脾 ]
摂取した食物の消化吸収をする。栄養を「気」「血」に変換・老廃物や水分の排出
[ 肺 ]
呼吸機能を持ち、全身の「気」や水分(保湿)、免疫機能の調整
[ 腎 ]
エネルギーを蓄えて成長や発育を促進・ホルモンバランスを整える・水分代謝の管理
[ 酸素 + ヘモグロビン(鉄分)= 赤血球 ]
つまり、全身に栄養を運ぶ「血」をつくり、巡らすために大切なのは、特に赤血球を組成するための鉄分摂取や、五臓を整えること。
日頃、貧血になりやすい方は、改めて食事や生活習慣を見直すことで、肌も心もより健康体に変えていくことにつながります。
〜ここで知っておきたいこと〜
貧血と間違えられやすいのが低血圧。貧血はヘモグロビンの濃度が低くなっていることに対し、低血圧は何らかの原因で身体に送り出される血液量自体が減ってしまっている状態を指します。低血圧だから貧血になりやすい、というわけではないので注意が必要。
特に40代後半からの女性は貧血の人が多くなっていきます。
これは、閉経前で月経周期が乱れることで頻繁に生理がきたり、一度の出血量が増えたりすると貧血が起こるためです。また、子宮筋腫や子宮内膜症がある人は出血量が多くなる傾向に。定期的に検診を受けてチェックしましょう。
いろいろなものを適量食べることだ大切であり、栄養をきちんと活かすたけにはよく噛むこと。咀嚼をきちんと行うことで、消化を促進する酸素を含む唾液が分泌され、消化吸収がスムーズに。
厚生労働省が推奨する成人女性の1日の鉄分摂取量は10.5mg。汗や便として1日1mgは排出されてしまうため、赤身肉やかつおのタタキ、レバーなどの吸収されやすいヘム鉄を含む動物性食品はしっかり摂るのがお勧めです。
鉄分を摂取するのと合わせて意識したいのが、特に血液の貯蔵や血流量の調整を担う「肝」と血液を全身に運ぶ「心」の機能を保つ食材。鶏レバーやにんじん、イカ、ビーツ、牡蠣、キクラゲなどが代表的。
SENNの二十四節気食養生レシピでも数多くご紹介しています。
鉄瓶や鉄フライパン、鉄鍋などを使用し、そこに溶け込んだ鉄分を日々の食事と一緒に摂取するという方法も。微量ですが、毎日続けることは効果が期待できるとされています。
ダイエットを目的とした過度な食事制限は栄養不足で貧血を招きやすくなります。歩数や距離が記録されるアプリなどを利用し、楽しみながら続けられる運動を取り入れましょう。
23時から午前1時にかけてがゴールデンタイム。この間、交感神経と副交感神経が入れ替わると考えられ、その後1時〜3時の間に血がつくられるとされています。つまり、23時までにベッドに入るのが理想的。日頃寝つきが悪い人は、規則正しい時間に起床し、起床後まずはしっかり朝陽を浴びると体内時計も整うのでお勧めです。
肌やからだの健康を保つためには、目には見えないところと向き合い見直すことが大切であり、その多くがインナーケアによって解決することができます。
ぜひ、毎日の生活習慣ですぐに活かせそうなアイデアは実践してみましょう。
SENNでは、誰もにとって日々身近な美容習慣に、肌と心の両方のケアを叶えるシンプルスキンケア”減らす美容”を提案しています。
アイテムや工程は極力少なく。自分の肌の今の状態を、シンプルな工程で、ゆっくりと肌に触れ、たしかめる。 深呼吸をしながら、心身をととのえる。 余分なものを削ぎ落とし、肌の本来持っている力を引き出します。