CART IS EMPTY
カートに商品が入っておりません
Less is beauty
カートに商品が入っておりません
静けさの香る家。/ 松田陽子
北欧の家のような落ち着きのあるデザインにリノベーションされた、ビンテージな一軒家。カーテン越しに入る柔らかな光が、アトリエの彫金道具やインテリアをしっとりと照らす。
「BYOKAを始めるときに、アトリエが必要だと思って、この家を見つけたんです。天井や階段部分がお気に入りです。窓が木枠なので冬は寒かったりもしますが、それでもやっぱりこの家が好きで、もう5年ほど住んでいます」
ビンテージの家具や雑貨などは、撮影スタジオや卸先のセレクトショップなどで買ったもの。BYOKAのちょっとした撮影は家ですることも。
「朝は、毎日豆からコーヒーを挽いて、朝ごはんをゆっくり食べます。料理は得意ではないけれど、ほとんど毎食作りますよ。今年で24歳(人間でいうと約120歳)の猫がいるので、あんまりゆっくり外出できないんです」
この家なら、お家時間が長くても、心地よく過ごせそう。お部屋を快適に過ごす工夫のひとつは、お香やパロサントを焚くこと。ペットの匂いも気になりません。
今年2月には、BYOKAオリジナルのお香と香立てを製作。SENNのINCENSEや他にもいくつかのお香を気分によって使い分けているそうです。
「柑橘や香木の香りが好きなので、SENNのINCENSEはとても気に入っています。気分転換のときに焚いています。香立てはインテリアのひとつとして愉しめるので、いくつ持っていてもいいですね」
動物はお香を嫌がることもあるので注意は必要ですが、YOKOさんの猫 bambinaは特に嫌がる素振りもなく大丈夫そう。
「毎日、寝るときも一緒です。もう人生の半分以上をともに過ごしているので、大切な家族。身体も弱ってきたけれど、獣医さんも驚くくらい長生きしてくれています。これからも、できるだけ一緒にいてあげたいですね」
やわらかな光が似合う部屋、空間にひろがる香木の香り、落ち着いた表情の猫さん。この家での暮らしが、YOKOさんやBYOKAの纏う静けさを生み出しているのだろうと感じました。
<PROFILE>
松田陽子
学生時代に建築・インテリア学部を専攻、その後アパレルブランドにてレザー製品や布帛のバッグ・小物等の企画に携わる。フランスに遊学後、2008年にMOFF online storeを設立。2016年BYOKAを立ち上げる。
Instagram:@moffbambina