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見えないものの創造/東京香堂 ペレス千夏子

incense tomoshibi / uzumibi コラボレーション
SENNの2ndプロダクトであるお香、「incense 燈 tomoshibi / 熄 uzumibi」を製造してくださったのが、インテリア・アロマ・インセンスブランド『東京香堂』。線香屋の三代目である千夏子さんと、フランス人のペレス・ジョフレさんの、ご夫婦が主宰するブランドです。香りという見えないクリエーションの奥深さや、生活の中でのお香の愉しみ方について、千夏子さんに伺いました。
東京香堂 ペレス千夏子01
東京香堂 ペレス千夏子02
東京香堂 ペレス千夏子03
東京香堂 ペレス千夏子04
東京香堂 ペレス千夏子05
東京香堂 ペレス千夏子01
東京香堂 ペレス千夏子02
東京香堂 ペレス千夏子03
東京香堂 ペレス千夏子04
東京香堂 ペレス千夏子05

煙とともに、見えない世界とつながる。

お香は世界各地で、様々な宗教や祈りの世界と結びついて発展してきた文化です。

また、自分や空間を清めるものとして、大切な場面でも使われてきました。武士たちが兜に香りを焚き染めて、気持ちを整えてから戦に行っていたという話もあります。

 

私は、祖父が1935年に始めた、寺院専門の線香屋の三代目に生まれた長女でした。最初はお香や宗教の世界が分からず他の仕事をしていたのですが、東日本大震災が転機となり家業を継ごうと決めました。

 

しかし、香りの世界はそう簡単に入り込めるものではありません。自分なりに香りの勉強をしようと思い、香水の都と云われている南仏・グラースのパフューマリースクールへ留学することに。

世界中から集まった学校のメンバーや、名だたるメゾンブランドのパフューマーたちにお会いして、今まで使ったことがない感覚をフル稼働した一年でした。

 

大切な人の使っていた香水がその人のことを強く思い起こさせるように、香りは、時空を越えて人の本能に訴えかける何かがあります。そういう、言葉にもならず目にも見えない世界をクリエーションしていく奥深さを、たまらなく面白いなと感じ、人生や生活に寄り添える香りを作っていきたいという思いが生まれました。そこから、フランスで出会った夫と日本に戻り、独学で香水のようなお香の作り方をしていき、東京香堂というブランドを作っていきました。

 

香りを作るときは、いつも「余白」を意識しています。だからSENNさんにお声がけいただいたときは、嬉しい驚きでした。こうしたいと思って調香していくよりも、無になってつくったほうが心地いい香りになると感じます。。空間で煙が燻り、その人に触れて、初めて香りが完成すると思っています。

 

香りの感じ方や愉しみ方は、本当に人それぞれ。お部屋でお使いいただけばそこがなにか特別な空間になるかもしれませんし、もちろん大切な人のお仏壇で焚いていただいても嬉しいです。人生において大切な時にも落ち込んでいる時、どんな時にも焚きたくなるような、そんなお香でありたいと願っています。

 

見えない世界とつながり、自分自身とつながる。お香が、どこか琴線に触れる体験になれば、これ以上嬉しいことはありません。

 

 

<PROFILE>

ペレス千夏子 Chikako Perez

1935年創業の寺院専門の線香専門店の孫として生まれる。美術大学卒業後、テキスタイルデザイン事務所でテキスタイルデザイナーとして活躍。妹と共に家業を継ぐことを決め、南仏・グラースの調香学校卒業後、東京香堂設立。

Inastagram :@tokyokodo_jp