CART IS EMPTY
カートに商品が入っておりません
Less is beauty
カートに商品が入っておりません
自然を味わうひととき。 櫻井真也
美味しいお茶を淹れること。
日本茶に携わるようになってから、20年ほど。やっていることは何一つ変わりません。
“日本茶”と言っても、産地や品種、製法によって、限りなく多様な香りと味わいのお茶が存在します。その文化が絶えぬよう、全国の茶畑を巡りながら、新しいお茶の愉しみ方を提案しています。
たとえば、二十四節気のお茶。旬の食材や花などをブレンドすることもあれば、その季節らしい日本茶を組み合わせることも、焙煎することもあります。
ふと、葉の緑が深くなっていたり、雲のかたちが変わっていたり、日常で目にする自然から感じた季節をお茶に映します。お茶もコーヒーと同じように、ブレンドやロースト(焙煎)で無限に表現の可能性が広がります。
今回は、SENNの「Less is beauty」という思想に共感し、それを二種のお茶に落とし込みました。減らす美学についてじっくり話を聞き、実際にプロダクトも使いながら、お茶の種類や素材を選んでいきました。ウォーターインマルチバームを手に塗って、どんなものが飲みたいかな、と考えてできたお茶です。
玉響 合茶は、産地や品種の異なる四種の日本茶を合わせた煎茶。すっきりとした軽やかさから、深みのあるまろやかさまで、一つで完結するバランスを考えました。
玉響 ブレンド茶は、見た目や香りで、SENNのプロダクトそのものを表現しました。クロモジの香りを軸に、その爽やかさをレモンが、スパイシーさを陳皮が支えます。スキンケアの後や、お香を焚きながらなど、日々の余白のひとときに、お愉しみいただけたら幸いです。
お茶も、香りも、その一瞬の刹那的なもの。今このときの季節や、自然に生かされている感覚を、ふと立ち止まって味わう。そんなひとときを、これからも大切にしていきたいです。
<PROFILE>
櫻井真也
株式会社 櫻井焙茶研究所 代表取締役/一般社団法人 茶方薈 草司
和食料理店「八雲茶寮」、和菓子店「HIGASHIYA」のマネージャーを経て2014年に独立、日本茶の価値観を広げて新しい愉しみ方を提案すべく、東京・南青山に日本茶専門店「櫻井焙茶研究所」を開設。一般社団法人 茶方薈では、現代における茶の様式を創造し、継承していくための活動として、国内外における呈茶やセミナーを行うほか、メニューの企画・提案、淹れ手の育成などを担う。