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自身を見立てる眼 / 行方ひさこ

坂田和實「ひとりよがりのものさし」
6月 「余」
世界を取り巻いた感染症によって、経済や生活がスローダウンし、急ぎすぎていた毎日や、過密になっていた都市に、ひとときの「余白」が生まれました。人との適切な距離を保つ、何もないところに美を見出す、ということは、古くからの日本人の美学でもあります。少し立ち止まって「余裕」を持つ。多くを求めず「余韻」を楽しむ。これからの生き方に向けて、「余白」の美を考えます。

ふとした会話の流れで、この本をメディアで紹介すると友人に伝えたところ「工芸を少しでも語る人間なら、今この本を紹介するのはどうなのか」と厳しい意見をもらった。

 

なんでもそうだけれど、モノやコトにはそれぞれ歴史やストーリーがあって、それを知っているといないとでは全く違うものが見えることもある。逆も、然り。ある程度知識を得てからと、無の状態ではじめて触れるのでは違ってくることの方が多い。

 

『美しさは知識からは見えてこない。自由な眼と柔らかな心がその扉を開く鍵らしい。ムツかしい理論をサヨウナラ。高いもの品物の中にしか美しいものがないと信じている人、ゴクロウサマ。』

 

まずは自分の直感に素直になる、そこからその感に従って動いてみる。心を揺さぶられる何かを感じたら、その理由を深く探ってみる、心と感覚と言葉をより深く繋げるために。私はここがとても大切だと思う。

 

他の誰でもない、何者でもない自分の感覚や感情の揺れている原因を納得が行くまで深く掘り下げ、それを他人の目にさらしてみる。どちらが正しいとか良いとかではなく、その反応をありのままに受け入れる。このことこそ、自身を浮き彫りにしてくれる和やかで柔らかいものだと信じているから。

 

 

 

<Profile>

行方ひさこ / ブランディングディレクター

アパレルでのディレクターやデザイン、経営の経験を活かし、工芸や地方創生・食など幅広い分野で活動中。ニュートラルなマインドで、ブランドの本質を明確にしターゲットに届けるコミュニケーションの仕組みをつくっている。

Instagram:@hisakonamekata