Less is beauty

CART IS EMPTY

カートに商品が入っておりません

内容をご確認いただき、ご注文手続きへお進みください

SUBTOTAL ¥ 0 + tax

重ねる光と影 / monk 今井義浩

今井義浩『monk: Light and Shadow on the Philosopher’s Path』(PHAIDON)
編集部からのおすすめ書籍紹介。SENN HOME RETREAT の第1回目にてご一緒いただいた、京都の薪窯レストランmonkを舞台にした料理写真集が刊行されました。
重ねる光と影 / monk 今井義浩01
重ねる光と影 / monk 今井義浩01

世界有数のアートブック専門パブリッシャー「PHAIDON」より、全世界に向けた英語での出版。料理や食の本では、デンマーク「Noma」のブックなどを手掛けている出版社です。

 

重ねる光と影 / monk 今井義浩02

 

まるで本当にそこに陽が差しているかのような、やわらかな木漏れ日が、本を包みます。ひらいてまず目に入るのは、今井さんの高校時代からのご友人でもある、写真家・柳詰有香さんによる美しい写真たち。その合間に、monkで起こる様々な出来事を描いた静かなエッセイや、素材を生かしたシンプルなレシピが、今井さんの言葉で語られます。

 

重ねる光と影 / monk 今井義浩03

 

ページをめくるたび、monkがなぜあれだけ特別な存在なのか、ということへの納得感が深まっていきます。納得がいくまで必死に探し回った物件、毎朝土を踏み自然に敬意を払いながら収穫する野菜、日々向き合いつづける料理と薪火。

 

重ねる光と影 / monk 今井義浩04

 

中盤にある「The Circle,The Sticker,And The Professor」というタイトルの、monkで起こった小さな奇跡の小話で、静かに確信しました。

 

「Only Love Brings Love」

 

ひとつひとつに愛情と魂がこもった、ただならぬ日々の積み重ねが、monkに世界中の人々を引き寄せる不思議な引力になっているのだろう、と。

 

重ねる光と影 / monk 今井義浩05

 

自分を生かしてくれている目の前のものに、きちんと向き合い、感謝し、誠実でいられているだろうか。日々向き合いつづける今井さんの”禅問答”のような思索は、料理に限らず、どんなものごとにも通じるように思います。

 

重ねる光と影 / monk 今井義浩06

 

monkで起こる奇跡が、哲学の道の木漏れ日のように、影とともに静かに光る、美しい1冊です。

 

<著者プロフィール>

今井義浩

1982年茨城県生まれ。エンボカ京都シェフを経て、料理写真集”CIRCLE”を出版。その後フリーランスの料理人として旅をしながら料理を作る。2015年末、京都にて自店 ”monk” をオープン。2021年、PHAIDON社より料理写真集『monk: Light and Shadow on the Philosopher’s Path』を出版。

HP:restaurant-monk.com/

Instagram:@yoshihiroimai

 

重ねる光と影 / monk 今井義浩07