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一年の記憶や想いを心身に廻らせる/ ZOZO広報 久保利 彩

石原弦『聲』(あさやけ出版)
テーマ「廻」
あっという間の師走。冬至がきて、また新たな年を迎えます。日々が一直線の中の刹那ではなく、螺旋状の廻りの中に生きているということに気がつく、そんな節目の季節にぴったりの本をご紹介いただきます。
石原弦『聲』(あさやけ出版)01
石原弦『聲』(あさやけ出版)02
石原弦『聲』(あさやけ出版)03
石原弦『聲』(あさやけ出版)04
石原弦『聲』(あさやけ出版)05
石原弦『聲』(あさやけ出版)06
石原弦『聲』(あさやけ出版)01
石原弦『聲』(あさやけ出版)02
石原弦『聲』(あさやけ出版)03
石原弦『聲』(あさやけ出版)04
石原弦『聲』(あさやけ出版)05
石原弦『聲』(あさやけ出版)06

 

忙しなく動く心や身体の動きを落ち着かせたいとき、私たちは深呼吸をします。
胸いっぱいに吸い込んだ空気は、身体のどこを廻り、吐く息となって戻ってくるのか。

京都に赴いた際に、本屋で見つけた一冊の詩集にその答えとなるような詩を見つけました。

 

ー体の中に水があって その中を沈んでいく一つの石がある 私の呼吸の中をどこまでも深く

 

瞑想をするとき、空気が心身を廻るイメージを「水の中にゆっくりを沈む石」と捉えると、感覚が澄んで、自分の内側が鮮明に見えてくる気がします。

 

2020年の中に、ぱっと花咲くような印象的な体験の記憶が

きっと例年よりも乏しいことを、私たちは残念に思っているのかもしれません。

 

けれど、動かぬ時でも日々や想いは積み重なって、それは確かに私たちの中に在った。

 

SNSやカメラのフォルダをみて振り返る時間に加えて、

今年自分が何を大切に日々を過ごしていたのか

呼吸のゆく先を想い、見つめながら「記憶を廻らす」。

 

短い文章を読むことにいつのまにか慣れていて

本を読むことを少しおっくうに感じる人へ、忙しく今年をがんばったあなたに。

 

どこから読みだしてもいい。ぱっとページを開いてたった1分の、

少しの文字と向き合う時間を贈ります。

 

 

<PROFILE>

久保利 彩

1988年生まれ。株式会社ZOZOの広報。主にZOZOTOWNやWEARのサービスに関するPRのほか、個人のInstagramでは旅行先で見つけた良き店、食、文化などを発信する活動として、各地の名称を用いた「ライライシリーズ」の配信を行う。

Instagram :@_ca8n