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銀河にて。/ 銀座蔦屋書店

燈 tomoshibi『ことばにできない宇宙のふしぎ』 熄 uzumibi 『銀河鉄道の夜』
SENN INCENSE 燈 tomoshibi / 熄 uzumibi 香りと本のペアリング。
歩みを照らす希望としての香り「燈 tomoshibi」 、歩みを緩める休息としての香り「 熄 uzumibi」、 それぞれに合わせる1冊を、様々な書店の書店員がおすすめします。お香を焚いて読書をする、贅沢なお家時間にどうぞ。

銀河にて。/ 銀座蔦屋書店01
銀河にて。/ 銀座蔦屋書店02
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【燈】

『ことばにできない宇宙のふしぎ』

著・エラ・フランシス・サンダース

訳・前田まゆみ

出版社・創元社

 

銀河にて。/ 銀座蔦屋書店03

 

“私のことを 変人と思わない みなさんへ”

 

無重力の中で浮遊しているかのような美しいお話と、科学と魔法が融合した絵が連なる本著は、この言葉から始まります。

 

自然から受ける、言葉にできない不思議な驚きを言葉にしようとしたら、「ちょっと変だ」「よくわからないよ」と思われてしまうこともありますが、この本を1ページ1ページ捲っていくと、不思議な驚きとは、自分にとっての変えがたい宝物なのだと思わずにはいられなくなります。

 

例えば、私たちの体は、じつは星くずでできているというお話——

死ぬ時に最後に大きな爆発をした星は、宇宙に放出され、地球に降り注ぎ、元素を含む星くずとしてさまざまな生命の営みに使われるそうです。

 

元素の一つである炭素は、人間の体の18%を占めています。

もしかしたらその炭素は昔、可愛らしく揺れる憧れのすずらんだったかもしれません。

人懐っこくて、柔らかくて、大好きだった犬の友達かもしれません。

 

そんな事を思うと、自分を無くしてしまいそうな時にも、心に優しく火が燈ります。

知らなかったふしぎを知ると、見ていた世界が一変し、何気ない瞬間も宝物に変わるのがたまらく面白いのです。

 

星のように煌めき、流れる小川のように穏やかでみずみずしい『燈』の香りと共に楽しみたい一冊です。

 

 

【熄】

『銀河鉄道の夜』

著・宮沢賢治

出版社・角川春樹事務所(280円文庫)

 

銀河にて。/ 銀座蔦屋書店04

 

宮沢賢治の没後87年たった今も、多くの人々に愛される『銀河鉄道の夜』。

 

美しく、悲しい夏の夜を描いたこの物語には、人の心をどうしようもなく惹きつける引力が存在します。

幻想的な言葉が永遠と連なり、それは時に流れゆく音楽のように楽しめれば、銀河の空間として私を纏い、文字として心の奥底まで旅に出てくれます。

 

「ほんとうのしあわせとは、一体何なんだろう」

 

物語の中で繰り返されるこの言葉は、宮沢賢治自身の人生を反映しているようです。

賢治の自己献身の思想と、否応なく湧き起こる個人の願いには矛盾が生じ、だけども、「ほんとうのしあわせ」を見つける事を諦めないという、純粋さ、

 

私はその純粋さに触れた時、体を縛っている嘘や驕りからふっと解き放たれ、新しい自分に生まれ変われたような感覚になります。

 

いつだって銀河鉄道で誰かと何かを探した夜の思い出は、私の心の安息地であり、何かが始まる場所です。

これから先もずっと、宮沢賢治の言葉と共に「ほんとうのしあわせ」を探す旅をしてゆきたいと思います。

 

心地よく、懐かしい夜のようにゆらめき、時には静かな森の神社のように鎮む、『熄』の香りと共に読みたい一冊です。

 

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本を介してアートと日本文化と暮らしをつなぎ、「アートのある暮らし」を提案する。アートを眺めながら、また、アートブックをひらきながら、コーヒーを飲むことができるカフェやギャラリーを併設。

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