CART IS EMPTY
カートに商品が入っておりません
Less is beauty
カートに商品が入っておりません
霜月のスープ ごほう
暦の上で冬を迎える霜月。立冬を過ぎ、冷たい風や乾いた空気に、少しずつ冬の気配を感じる頃です。
古くから日本の食文化に親しまれ、薬用としても用いられてきたごぼう。食物繊維を豊富に含み、腸内環境を整える働きが期待される食材です。土の中で育まれた力強い香りと滋味深い味わいは、秋から冬へと移ろう季節の食卓によく似合います。
ごぼうを鯛のあらから丁寧にとった出汁と牛乳で煮込み、なめらかなポタージュに仕立てました。鯛の旨みを含んだごぼうのやさしい甘みに、酸味とコクのあるクリーミーなマッシュポテト、香ばしく焼き上げた鯛のポワレを重ねています。
素材それぞれの風味と食感が調和する、滋味豊かな一皿。
冬の気配が濃くなる頃、身体を温める旬の恵みをいただきます。
<ごぼうのポタージュ>
・ごぼう 300g
・玉ねぎ 150g
・にんにく 1かけ
・鯛のあら出汁 400cc
・牛乳 400cc
・オリーブオイル 適量
・塩 適量
<鯛のポワレ>
・連子鯛(真鯛や血鯛でも可) 半身4枚(2尾分)
・塩 適量
・オリーブオイル 適量
<鯛のあら出汁>
*出来上がり量のうち、400ccを使用
・鯛のあら 2尾分
・長ねぎの青い部分 適量
・にんにく 1かけ
・水 1200cc
<マッシュポテト>
・じゃがいも 500g
・クリームチーズ 100g
・バター 50g
・牛乳 100cc
・塩(茹で用) 湯の重量に対して3%
・塩(味付け用) 適量
<あしらい>
・ビキーニョの酢漬け 適量
*ハラペーニョのピクルスでも代用可
1. 鯛の下準備をする。
鯛を三枚におろす。ポワレ用の半身は皮目を上にしてバットに並べ、ラップをせずに冷蔵庫に入れ、皮目を乾かしておく。
あら(頭や中骨など)には、余分な水分を抜くために塩を振り、15分ほど置く。
*魚をさばくのが難しい場合は、魚屋で「三枚おろしにして、あらもください」と伝え、下処理をしてもらうとよい。


2. 鯛のあら出汁をとる。
塩を振って出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取る。
グリルで焼き、表面にしっかりと焼き色をつける。
鍋に、水、焼いた鯛のあら、長ねぎの青い部分、包丁の腹でつぶしたにんにくを入れて火にかける。沸騰したら火を弱め、中弱火で20分ほど、ことこと煮込む。
十分に旨みが出たら、あらなどを濾し、出汁をボウルに移しておく。
*あらを焼いてから煮出すことで、香ばしさと魚の旨みを引き出す。

3. マッシュポテトを作る。
じゃがいもは皮付きのままよく洗い、塩分濃度3%の湯で、静かに沸かしながら茹で、竹串がすっと通るまで火を入れる。
熱いうちに皮をむき、裏漉しする。
鍋に牛乳を入れて温め、沸騰する直前にじゃがいもを加える。弱火にかけ、焦げつかないように混ぜながら、牛乳とよくなじませる。
バターとクリームチーズを4〜5回に分けて加え、その都度よく混ぜてなじませる。最後に塩で味をととのえる。
*じゃがいもは強く沸騰させずに茹でることで、水っぽくなりにくく、均一に火が通る。

4. ごぼうのポタージュを作る。
ごぼうは泥をよく洗い落とし、包丁の背で皮をこそげ取る。2〜3mm程度の厚さにスライスし、水に2分ほどさらしてアクを抜く。ザルに上げ、水気をよく切っておく。
にんにくはみじん切り、玉ねぎはくし切りにする。
鍋にオリーブオイルを敷き、にんにくを入れて弱火で加熱し、香りを引き出す。玉ねぎを加えて軽く塩を振り、少し透明になってしんなりするまで炒める。
ごぼうを加え、全体に油がなじみ、しっとりするまで炒める。
鯛のあら出汁400ccを加え、中弱火で20分ほど、ことこと煮込む。ごぼうが十分に柔らかくなったら火を止め、温めた牛乳を加える。
ブレンダーでなめらかになるまで、しっかりと撹拌する。
再び中弱火にかけ、沸騰させないように気をつけながら5分ほど温める。最後に塩で味をととのえる。
*ごぼうをしっかり炒めてから煮込むことで、香りと甘みを引き出す。


5. 鯛のポワレを作る。
鯛は焼く30分前に両面に軽く塩を振り、出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取る。
フライパンにオリーブオイルを敷き、冷たい状態のフライパンに鯛を皮目を下にして入れる。中弱火にかけ、身が反り返らないように軽く押さえながら焼く。
皮目の反り返りが落ち着いたら、スプーンでオリーブオイルをすくい、身に回しかけながら火を通していく。身の大部分に火が入ったら裏返し、反対側にもさっと火を通す。
皮目は香ばしくパリッと、身はふっくらと仕上げる。
*鯛を冷たいフライパンから焼き始めることで、皮目にじっくりと火が入り、きれいに焼き上がる。皮目側から8割火を通すイメージで焼く。

6. 器に盛りつける。
スープ皿はあらかじめ温めておく。
皿の中央にマッシュポテトを盛り、その周りにごぼうのポタージュを注ぐ。
マッシュポテトの上に鯛のポワレをのせ、ビキーニョの酢漬けを添えたら完成。


作家:cecileoreziosa
Instagram:@cecilepreziosa

