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うるおう、白の養生ごはん / 乾燥ケア

身体の中からうるおいを作り出す冬の食養生
乾燥が気になる冬場。食で心身を整える「食養生」を研究する料理家の塚本紗代子さんに、身体の中からめぐりとうるおいを作り出すセルフケアの方法を教えていただきます。身体をうるおすための食材、それらをつかったおすすめのレシピをご紹介いただきました。
うるおう、白の養生ごはん / 乾燥ケア_01
うるおう、白の養生ごはん / 乾燥ケア_01

冬の肌の乾燥の原因パターンは、大きく分けて3つあります。

 

貧血:巡らせる血が少なく、肌に栄養や水分を送りこめない

冷え性:ストレス・運動不足などで血のめぐりが悪く、栄養や水分が行き届いていない

消化吸収不良:暴飲暴食や消化不良で肌をつくる栄養を取り込めていない

 

このような原因を根本的に解決することが大切で、食で改善できるのは、腸に負担をかけず、めぐりを良くして、肌の栄養素や水分を行き届かせることです。

 

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うるおいのための一番のおすすめ食材は「お米」。

ごはんは、消化臓器を強めてくれて、身体の中に潤いをつくってくれます。冬場は意識的にお米を食べることをおすすめします。

逆に、パンは、水分が少ないため、消化吸収するときに体の中の水分を大量に使います。バターや塩が入っているものも多く、食べすぎると身体を酸化させてしまいます。

 

めぐりを良くする食材は主に「白くてぬるっとしたもの」。栄養素としては、ムチン(水溶性食物繊維)と呼ばれる、ねばっとしている成分が、腸を綺麗にしてくれるんです。

 

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薬膳でうるおいを作る食材といわれている食材は、白キクラゲ、クコの実、ローヤルゼリー蜂蜜、ツバメの巣、フカヒレなど。スーパーの中華・エスニック食材のあたりに売っていることが多いです。

その他、骨付き鶏肉 (手羽元、手羽先、スペアリブ)、海鮮(牡蠣・ホタテ・イカ)、梨、柿、れんこん、ねばりけのある芋(山芋、長芋、里芋)、きのこ類、ナッツやごまもおすすめです。

 

最後に、うるおい食材をたっぷりつかった、冬にぴったりの養生レシピをご紹介します。

ネギとニラは冬に身体を温めてくれる二大食材です。貧血に効くなつめ、汚れた血を流すザーサイなども、めぐりにアプローチしてくれます。食材や味付けはお好みでいろいろとアレンジしてみてください。

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<うるおい粥>

白米 1/4カップ
水 2カップ
ごま油 小さじ1
手羽元 2本
生姜 スライスしたもの2〜3枚
長ネギ   1本
白キクラゲ 戻したもの100g
なつめ 2個
松の実 大さじ1/2〜

 

 1. 洗ったお米と水、手羽元、生姜を土鍋に入れ、蓋をして中火で火にかける。

 2. 5分ほどしたらなつめをいれてさらに煮込み、沸騰したら弱火にしてあくをとる。

 3. ごま油を回しかけ、長ネギと白キクラゲをいれ、蓋をして15分ほどさらに煮込む。

 4. 時々かき混ぜながら、とろみが出てきたら、松の実をいれる。

 5. 好みの柔らかさになるまで煮込んだらできあがり。塩やトッピングでお好みの味に。 

 

トッピング

 ニラとザーサイのラー油和え(生のニラとザーサイを醤油とラー油で和える)
 黒糖くるみ(剥きくるみを黒糖と一緒に炒る)
 煮玉子(半熟卵をだし醤油につけこむ)

 

 

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<PROFILE>

塚本紗代子

食養生研究家。国際中医薬膳師。〈TSUMUGI〉代表取締役。コミュニティの運営や料理教室、ワークショップなどで食を通した原体験を提供している。

@tsumugi_kitchen  @tuka34